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簡単!マクロ講座

第2回〜マクロとVBAってちがうの?〜

 VBAという単語を見たり聞いたりしたことがありますか?
 本屋さんでエクセルの本を探そうと思った方はきっと表題のような疑問をお持ちになったことと思います。今回はこの「VBA」について簡単にご説明します。

 用語辞典によると  『Microsoftの主要なアプリケーションに共通マクロ言語として登載されているVisual Basic for Applications(ビジュアル ベーシック フォー アプリケーションズ)のことです。』とあります。
 簡単にいうと,VBAとはコンピュータが理解するためのプログラム言語の一つで,マクロはVBAというプログラム言語で書かれているということです。

 コンピュータは,人が普通にしゃべったり書いたりしたことをそのままでは理解できません。私たち日本人が外国語を理解できないようなものです(バイリンガルの人もいますけど)。コンピュータに何かして欲しいことがあればコンピュータに命令してやる必要があります。人の言葉で「○○しろ!」と命令しても,コンピュータは「???」なのです。そこで,プログラム言語という言葉を介してコンピュータに命令するのです。プログラム言語も多くの種類がありますが,VBAは英語のようで,慣れてくるとみていてなんとなくわかってくるような気がします。
 プログラム言語といって怖がることはありません。難しそうに聞こえますが,簡単講座ですからこのような難しいことはできるだけわかりやすいようにいきましょう(私もよく知りませんし・・・)。とりあえず「そういうものがあるんだな」くらいに考えておいて下さい。このマクロ講座が終わる頃にはみなさんもちょっとしたプログラマーになっている!?かもしれません。
 『じゃあ本屋さんで「マクロ」と「VBA」のどっちの本を買ったらいいの?』という人は,気にせずこれならわかるかなと思う方を買ってください。そのくらい気楽に考えてもいいです。

 エクセルはこのVBAを使って自由自在にプログラミングすることができるアプリケーションです。ハイレベルになるとシューティングゲームまでエクセルで作ってしまうひともいるくらいです。(仕事には関係ありませんが,もちろん仕事に使えるものも作れます)

 余談ですが,エクセルとは缶切のようなものです。缶詰の中身が食べたい(仕事をしたい)から缶切(エクセル)を使います。缶切がなくても缶詰の中身は食べられます。でも開けるのに苦労します。ちなみに,缶切を使いたいから缶詰を開けるのではなくて,缶詰の中身を食べたいから缶切りを使うのですよね。このへんを間違えないようにしないと,パソコンを使っているつもりがパソコンに使われてしまっていたということにもなりますからご注意下さい。  この講座では,この缶切りを使っていい仕事をはやく楽に正確にやろうということを目指しています。マクロを使って缶切りをもっと高度に使いこなしましょう!
 今回も用語解説ばかりでおもしろくなかったかもしれません。次回から実技です。

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