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簡単!マクロ講座

第26回〜フォーム-Show〜

 前回はユーザーフォーム上にいろいろなコントロールを作りました。
 ここまでは,いわれるとおりにクリック,ドラッグしただけでおもしろくもありません。それはそうです。コントロールは配置しただけでは何もしてくれませんし,動きません。それどころか,どうやってこのユーザーフォームをエクセル上に表示させるかもわかりませんもの。
 そうなんです。実はこの「ユーザーフォームをエクセル上に表示させる」ということと,「コントロールは配置しただけでは何もしてくれない」といったところがポイントです。
 ユーザーフォームをエクセル上に表示させるというのは,基本のはずなのですが,市販の本ではここのところの説明がわかりにくいものが多いのです。わかりにくいというか,「これで説明したつもりなんかい?」といった本まであります。かゆいところに手が届かないというか,いいかげんというか・・・(わかりやすい本ももちろんあります)
 でもここではいいかげんにせず,一番わかりやすい(と私が思っている)方法をわかりやすいように説明します。私も初めての頃はこのユーザーフォームの使い方がわからずに苦労しました。先達の苦労を踏み台にして楽していい仕事をしてください。

 前置きが長くなりました。次のとおりやっててみてください。
1.VBEを開きます。エクセル画面から[Alt]+[F11]
2.VBAProject(ブックの名前)を右クリックします。
3.[挿入]-[標準モジュール]を選びます。
4.標準モジュールの「Module1」が開きますので,そこに次のコードを記述します。

****************************************
1 Sub フォーム()
2 UserForm1.Show
3 End Sub
****************************************
5.今書いたコードを実行します。マクロの実行ですね。

 どうですか。うまく今まで作ってきたユーザーフォームが表示されたでしょうか。
1行目-プログラムの名前をとりあえず「フォーム」としました。
2行目-UserForm1をShowします。Showとは表すといった意味です。
3行目-プログラムの終わり

 たったこれだけ?と思われるかもしれませんが,基本はこれです。でもこれがはじめはわからないんですよ。
 この基本に応用していろいろなことができます。例えば,ラベルやテキストボックスに文字を入れたり,コンボボックスになにを表示させるかを決めたりなどです。

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