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簡単!マクロ講座

第35回〜手順書作成〜


 イメージや手順が浮かびましたか?

 「あてな.xls」はボタンやデータを入れる場所や様式ができているだけでそれ以外はほとんど真っ白な状態です。
 こんなところからできるんかいな?と思っている人もご安心下さい。手順どおりやっていけば完成します。

 まずはユーザーの要望をどのように解決するかを考えましょう。

【ユーザーの要望に応えるための方法の検討】
1.ユーザーの持っている住所録のデータはシート「データ」にコピーペーストで貼り付ける。
2.メインの印刷ボタンを押すとラベルに印刷するシート「様式」をプレビューする。
3.シート「様式」には数式である場所のデータをそのままイコール式(=)でリンクするようにしておく。様式はプログラムでさわらない。
4.「ある場所」とはシート「入力」を利用する。
5.印刷ボタンを押すたびにユーザーの指定する人を印刷するためにはプログラムで指定する人のデータをシート「入力」に持ってきてやる必要がある。
6.住所録データには一意のNoが付いているのでこれを利用してユーザが指定するデータを特定してやる。
7.データが特定できたら,シート「データ」の該当箇所をコピーしてシート「入力」にペーストしてやる。
8.ユーザーが簡単に操作できるようにデータやメインに移動できるようなボタンを作る。

 と,このような検討ができました。
 ちょっと難しいかもしれませんが,文字で書いてあると難しいように思えますが,何人か集まってわいわいいっているうちにこのくらいの方法はでてくるでしょう。
 いまは私が考えた検討事項を書いていますが,実際に各自でやるときには絵や図を描いたり,人と話をしたり布団の中で寝ながら考えたりしてください。
 どうやったら楽をしていい仕事が正確確実にできるかは,まず問題点の洗い出しと検討にかかっていると思います。

 それでは検討を元に手順を考えてみましょう。

【手順】
1.セルC7をみる
2.セルC7の値を取得
3.取得した値がシート「データ」の何番目の人かを判断
4.その人から10人分のデータをコピー
5.コピーしたものをシート「入力」の所定の位置に貼り付け
6.シート「様式」を印刷プレビュー

 これで様式がプレビューされるまでの最低限の手順ができました。
 ここであげた手順は一つの例ですから,他にいろいろな考え方や作り方があります。プログラムも千差万別ですから自分が考えていたことと違っても気にしないでください。正解はいろいろあります。

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